……冗談抜きで本当に危篤でした_| ̄|○
内視鏡の検査をしないと原因が確定できず、かといって検査に耐えられる体力があるか同かもわからず、どちらにしても命に危険があるなら、助かる可能性のある道、検査に賭けました。
さて、そんな生きるか死ぬかの選択に至った経緯を簡単に書きます。
まず祖父は自宅介護でした。
今月玄関先で倒れていて危うく凍死しかけた祖父。
搬送した病院で元気がなく、特に悪いところもなさそうだからとすぐに自宅に帰ってきました。
その後一度元気にはなりかけたけど、また声も出ないくらい衰弱。
祖母もかかっている近所の病院で診てもらいました。
そのときも結局異常なしという診断で、すぐに帰ってきました。
その後祖母と同じ部屋で寝起きしていた祖父はなんとなく元気になって来ました。
ベッドに身体を起こして食事も出来るし、しきりに喋っていました。
ベッドから這い出して床で寝てたりしたこともありました。
が、介護認定の審査の切り替えがまだで、祖父は二級。
介護用品の手配やヘルパーさんの手配も後手後手。
なんていってる間にあっという間に
褥瘡、いわゆる床ずれが出来てしまいました。
まあ床ずれなんてものは気をつけていればひどくなる前に直ります。
たぶん祖父の床ずれはひどくなかったはず。
そんな状況の中降ってわいたような母の入院騒ぎ。
年末です。
何かと忙しいです。
でも病気はそんなことで待ってはくれません。
祖母はいつもお世話になってる介護施設へショートステイ。
祖父は床ずれを理由に最近かかったばかりの近所の病院へ入院。
これで安心。
母の心臓カテーテル検査&手術も無事に終わり安心。
やれやれこれで何とかコミケを迎えられる、なんて思っていたら、そこで祖父の容態が急変したわけです。
なんだか着替えを取りに行くたびに元気がなくなってるような気はしてましたが。
用意してあった着替えがないって言われたり、不審に思うことはあったけど、今推測するに、これが事の発端ではないかな。
今日になって、祖父が入院している病院から緊急に呼び出されました。
血圧低下、貧血、過喚起、酸素不足、意識レベル低下、腹胸部に痛み。
痛み?
今まで一度も訴えているのを聞いたことがない場所です。
そこの当直の先生の話では、寝たきりになったことによる
肺塞栓の疑いが濃厚、ということでした。
木曜日はその病院は診察がお休みで専門の医師がいないため診察が出来ず、すぐに近隣の病院へ転院させたいといわれ、私はまず母が入院している病院を希望しました。
ですがその病院では難しい症例になるのでと断られ、結局近所の市立病院の
ERに運ばれることになりました。
移動は救急車。
もちろんサイレン鳴ってます。
他の車は端によけます。
赤信号だろうがどんどん通過します。
救急車の中で祖父の生年月日を聞かれました。
覚えていませんでした_| ̄|○
そんなこんなで病院到着。
すぐさま処置室に運ばれていく祖父。
延々待たされた後処置室に呼ばれ、そこでもまた検査の結果が出るのを延々待たされ。
その間、血圧を上げるためにどんどん点滴が施されます。
最初、脱水を起こしています、といわれました。
そういえば玄関で倒れていて搬送されたときも脱水状態だと言われましたっけ。
で、どんどん点滴で水分補給です。
一緒に血圧を上げる薬も入れてます。
……が、なかなか血圧が上がらす。
導尿カテーテルを入れたときだけ上がったんですが、あとはずっと低い位置で推移していました。
血液検査の結果、やはり貧血がひどい、ということでした。
点滴しても血圧が上がらないし、意識レベルは低いです。
低い、というか、玄関で倒れて病院へ運ばれたときのがひどかったんで、私はそんなにひどいとは感じなかったんですが、診察した先生の目には相当ひどく映ったようです。
ここで言われたのです。
いつ死んでもおかしくない状況です、と。
血圧が上がらず貧血がひどい、ということは、進行性の出血がどこかで起こっているということ。
内臓だと思われるけれどその部位が特定できず、調べるためには内視鏡検査(胃カメラ)が必要になるけれどそれをするには衰弱していて不安だと言われました。
検査の最中に危険なことになる可能性がとても高く、検査を希望するなら覚悟をしてもらったほうがいいと言われました。
いや、そんな、決められないし。
弟も会社を早退して病院に向かってくれているけどまだ到着には時間かかるし。
入院している母も外出の許可がなかなかとれない(担当の先生が急患に当たっていたらしい)し、非常に困りました。
とりあえず母の到着を待って、それまでに容態が急変するようなら積極的治療をお願いします、ということにしました。
説明してくれた若い先生は、本当にいつ死んでもおかしくない、というのを強調していましたが、奥にいたもう少しベテランの先生はそれほど重く見てない雰囲気があったので、私の中では検査を受けさせる、という方向で固まってきていたとき、母が到着しました。
本当は弟の到着も待ちたかったけど、検査しなければ輸血も出来ないみたいだったので、始めてもらいました。
命がけの検査です。
検査室に入る祖父が、生きている最後の姿、なんて可能性もあったのです。
が、祖父は昔から丈夫で元気な人だったので、なんとなく平気なんじゃないかな、と希望的観測を持ってましたら、やはり平気でした。
検査、無事に終了しました。
胃潰瘍……でした。
写真も見せてもらいました。
まるで本当に怖い家庭のなんちゃらで見るような、綺麗(?)な胃潰瘍でした。
その場で出血は止めてもらい、即入院。
輸血も行われることとなりました。
原因が判明したので、命の危機は脱しました。
本当に、心臓に悪い半日でした。
母の手術が終わったあとで本当によかったです。
手術前にこんな負担がかかってたら、一気に症状が悪化していたかも知れないですから。
さて、私が「事の発端」では。
と思ったこと。
祖父の用意してあった着替えまですべて使用されていたのは、それが汚れる事態が起こったからでした。
オムツしてるはずなのに、もれて服まで汚れるって、いったいなにがあったのでしょう。
玄関で倒れていたのも、外に小用を足しに出たときでした。
その後トイレまで行けなくてオムツをしても、最初はぎりぎりまで我慢していた祖父。
それほど排便には神経質だった人が、パジャマを汚してしまった。
家でもそんなことはなかったのに、いったいなにがあったのでしょうか。
その日の夕方からなんですよね、祖父が痛みを訴え始めたのは。
ストレスがかかったのかもしれません。
また、入院して、毎日病院に行くたびに元気がなくなっていました。
今までが元気で大病ひとつしたことのない人だったので、入院生活自体がそうとうストレスだったのは否定できません。
認知症がかなり進んでいてもいろいろ考え、感じているんでしょうね。
なんにしても生命の危険がなくなっただけでも嬉しいです。
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